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なつのおもひで
今年の夏は4年に1度しか行われない神舞(かんまい)というお祭りに行ってきました。
場所は山口県の祝島。
2年ぶりに訪れた柳井港の船着場はキレイな建物に変わっていました。
柳井港から祝島まで船旅1時間ちょっと。
神舞は5日間かけて行われ
私たちは初日の入船神事を見学。
大分の港から御座船が出港し、
途中お迎えのお伴船とともにたくさんの船が一列に並んで行進、
本浦沖で大きく3週まわります。
一列に連なった船の大群が円を描くようにまわり、圧巻です。
少しでもよく見える所へと影のない海に囲まれたコンクリートの上を陣取る。
…干からびてました(笑)
そして船が近づいてくる!!
わーーーーーと自然と拍手がうまれ手を振りかえします。
そして神様が祝島に上陸。
神様、シャギリ隊の御一行末端について歩き、竹などで作られた仮神殿に向かう。
神幸着御祭
御宿の式
ドローンみっけ。
写真だとほぼ点です。
この空と海に囲まれてる中
機械的な音とともになんだか異物感。
↓の紙はお祭り後に祝島住民がお守りとして持ち帰られるそうです。
持っていったペットボトルに
祝島のびわ茶をそのまま注げるようなお茶の販売もしてて
暑さでバテバテな私たちのいのちの水となりました。
最後は餅まき。
まさか参加できるとは。
餅とりに全力参加していたので
写真はまく前の樽だけです…。
翌日から3日間は祈願神楽。
最終日は出船神事で神様が御座船に乗船され大分県の伊美別宮社へ戻られたようです。
にぎやかな祝島でした。
また、今度はゆっくりおじゃまします。
たびのおもひで祝島。
先日、瀬戸内海にぽっかりうかぶ小さな島、祝島に行ってきました。 山口柳井港から定期船に乗って60分、一日往復6便のとても便利とはいえない場所。 なぜだか今年もいってしまう。 5年前に祝島に移住し、食堂を営んでいるともだちの友人をたずねての旅でした。 船を降りると、潮風がここちよ~~く、秋晴れのとっても気持ちのいい日。 これだけでしあわせを感じる。 電話でしか話してない人が、笑顔でむかえてくれる。 ひとの縁のしあわせを感じる。 練塀(ねりへい)と呼ばれる石積みを漆喰で塗り固めた練塀町並みの、 ほそーーーーい路地を歩いていくと、友達の営む食堂『こいわい食堂』があります。 『こいわい食堂』(週4営業の完全予約制なんです。)では、水、電気、ガスを なるべく使わないで、お日様や薪の力を借りてその恵みに感謝しながら、料理をする。 祝島の食材を使い、洗い物は洗剤をなるべく使わないように笹の葉などのお皿を使う、 安心できる伝統的で添加物の入らない調味料を使うよう心がけているそうです。 そこで大活躍!!「ソーラークッカー」!!晴れた日は30分くらいでお湯が沸くんですって。 残念ながら、おじゃました日が食堂の定休日だったので、いつものかまどでご飯!! は味わえなかったけれども。。。。。 お休みの日になのに。。。。。たくさんの島の恵みをふるまっていただきました。 干し海老でだしをとったお味噌汁の中には、祝島の中で作られたお豆腐とごろごろとはいったさといも、 前日に友達が来るっと言うことで、漁師さんがとってくださったアワビや、ヤズやカワハギの新鮮なお刺身、 友達のお母さんお手製の肉みそやら、 なんとかの子どものから揚げ、 帰って思わず作った、ゆず風味のおからの和え物。 ともだちは一つ一つ、作り手のおばさんやおじさんの名前を言って、 ひとつひとつ、ご飯の説明をしてくれました。 人の優しさがつまった食卓、ゆっくり頂くごはん、至福のじかん。 そしてもちろん、お茶は祝島特産のびわ茶。ほんのり甘い香りが癖になる。 地元の良さに目を向け、伝統を大切にして、昔の人の知恵を大切にして、 丁寧に暮らしをつくっている。 島の流れ、島のひとびとの流れ、島の外から島を見る流れを大切にし、 なるべく島ですべてが完結する暮らしが将来できるようになるのが彼女の夢だそうです。 彼女と一緒に島をめぐれてよかった。 そして、昼食後は彼女のびわ畑に枇杷の葉剪定をしにお出かけ。 途中「今から山にいってきますーーーー」っとすれ違う人みんなにご挨拶。 海岸では「これもってくかーーーー」っとまたもや引きとめられる(笑) 「んじゃ、○○さんにとどけるねーーーー」っと。 紐の先にエイが泳いでるぞーーーー 島民の残飯ですくすくと。 目的地に行くまでに何人と話したことでしょう(笑)なんだか可笑しい。 夕暮れ時にサイクリング 「正直、最初はめんどくさいこともあったんよーーー」 「島では山に入る時間、海に入る時間があって、これぐらいから島の人は山には入らんのんよ」っと、 島の時間を肌で感じました。 彼女の大切に育てたびわの葉の剪定。 取れ時?のいいびわの葉選びを伝授していただきました。 えごまの種をいただき、ほくそ笑む大前(笑) そして、次の日は、彼女のおうちでハーブ玉。 フレッシュなミントの葉も混ぜて、いつもより爽やかなハーブ玉になりました。 観光的な旅もいいけど、穏やかな時間の旅でゆっくりできたな。 それはそれは贅沢な時間。
♥の島、祝島へ行く
青く広がる瀬戸内の海、ぽっかり浮かぶハートの形をした島 『祝島』に行ってきました。 山口県の柳井港からは1日2便しかない定期船に乗って、 1時間くらい船にゆられ 終着祝島へ。 ※これは小祝島。 『小さな島』という思い込みをしていましたが、着いてみると思ったより大きい!! 港まで今晩お世話になる民宿くにひろさんご夫婦が迎えに来てくださり、宿まで迷路のような道をすすむ。 島内の路地の一部は、石垣のように見える練塀(ねりべい)と呼ばれる塀で作られていて新鮮な光景。 ビワ茶と作りたてのヨモギ大福を頂き、さっそく出発。 チャリンコハウスで自転車をレンタルし 事前に通路を調べて、、なーんてしてなかったので気のおもむくままに すすすぃ~~~~~と風をきって走る走る。 ずっと海沿いを走っていると放牧されてる豚さんに出会いました。 興奮し過ぎでしょうか(笑)?!残念ながら写真を撮り損ねました。 ただ島内には猫もたくさんいるので今回はその写真をアニマル部門ということで…。 夜ごはんまで数時間。 ぶらぶら路地探検。 探検中に出会ったおばあちゃんのお庭におじゃまして 早すぎる時期に落ちたアケビの仲間を切って見せてもらったり 昔から生えてる『ぎんつう』という木の実をとっていただきました。 ぎんつうは熟した柿のような、ちょっとリンゴにも近いようなそんなお味でした♥ そしてさすがの晴れ女!!台風の影響で雨マークのついてた予報を覆し 夕方、夕日こそみえないもののところどころ夕焼け色に染まった やさしい色の景色が広がっていました。 待ちに待った夜ごはん。 島の食材を使った料理。 アジのお刺身、ひじきの煮物、石豆腐、なすびのからし漬け、みかんなどなど そして最後にドドーーンッと鯛丸ごと一匹の煮つけ、すごい!!!おっきぃぃぃ!!! 翌日は早起きして民宿で一緒になったWさんと3人で『平さんの棚田』へ 片道4キロの道のりを蜘蛛の巣かき分け、てくてくてく。 はじめは雨が降ったり止んだり、空が分厚い雲で覆われていたけど 棚田に着くころには青い空が広がって、気持ちいいーーーーー♪ 途中見事に実ったアケビを発見!! 山からの贈り物3人でおいしくいただきました。 帰りは『ジカンニカギリガゴザイマス』 の弾丸(!?)で下山。 船出航までに30分をきってるけど どーしても島内でお昼ご飯食べたいっっ!ということで Wさんもしっかり巻き込んで『喫茶わた家』でご飯。 出航4分前、お店をでて港へ 帰りもまた民宿くにひろさんご夫婦がお見送りにきてくださいました。 Wさんも一緒に波止場から、船が動き出して窓から見えなくなるまで手を振って すごい短い間だったのに暖かいお心遣いに涙が出そうになりました。 旅っていいな。 ってつくづく思いました。